更新2024年11月04日
Arch LinuxをメインOSとして使うプロジェクトです。
いまは勉強用ノーパソでArch Linux(手動インストール、Wayland、GNOME)を使っていますが、メインPCでは既にWindowsに戻しました。
勉強用ノートPCでは問題なく改変をしており、ぶいちゃも(PCモード)出先でやったりしています。
ここでは、このプロジェクトで発見した細かいことを記録します。
インストール
Wifi
Wifiの環境では archinstall を使っても予めに iwd を使ってセットアップする必要があります。
詳しくはドキュメントに従ってください。
archinstall
Arch Linuxをインストールするには手動インストールとarchinstall二つの方法があります。archinstallは便利のかわりにパスワードが平文で記録されると言われています。(未検証)公式Wikiで手動インストールする場合、Wikiだけでなく、ほかのチュートリアルと参照しながらインストールすると問題がある時に解決しやすくなります。ここでは、archinstallでインストールする方法を紹介します。
まず、同封の archinstall ではなく、先に pacman -Syy 、そして pacman -S archinstall をしてください。この archinstall のコマンドは同じですが同封のより若干使いやすいです。
設定を調整する時にいくつかの注意事項があります。
ドライブ
自作PC以外を使っている場合は、ドライブのすべてをフォーマットしないで、ファームウェアのパテーションを残してください。(将来Windowsに戻る時や中古パソコンとして売る時のため
グラボのドライバー
「Nvidia」 オーペンソースドライバー(DKMS)と公式(Proprietary)ドライバーの区別はここで詳しく説明しません。Arch Wikiにご参照ください。
AMD に関しては mesa が問題なく使えます。
サウンドドライバー
Pulseaudio と pipewire 両方とも使えます。もしインストールしたあとに音が出ない場合、追加パケージが必要です。pipewire の場合の一例は pipewire-alsa です。OBSをご利用の場合、そのままpulseaudioインストールしても動かないので、pipewire-pulseをご利用ください。(pulseaudio-bluetoothは予めアンインストールしてください。)
ブートローダー
未更新(2022年9月1日)
最近 Grub のアップデートでシステムが起動できなくなる報告がありますので、今の時点(2022年9月1日)では systemd-boot を使った方が良いでしょう。
インストールしたあと
日本語を表示、入力するにはフォントとインプットメソッドが必要です、具体的にはドキュメントをご参照ください。
AUR を楽に使うために yay のような AUR ヘルパーを使った方が良いでしょう。
VRChatを動かす
Steam で Proton Experimental を使うと、動画の再生が不安定なため、Proton GE がおすすめします。(ProtonGEでもよく再生ができない場合があるが、全くできないよりはましです)
ほかに、予め gamemode というパケージをインストールしてVRChatのパラメータに gamemoderun %command% を追加したら(私の環境では) FPS が 10% くらい高くなります。
ALVR を使う場合、Chromium (Chromeや、その他Chromeベースのブラウザも可)を予めインストールする必要があります。そうしなければ、ALVRが起動時に落ちます。
ゲーム内のスクショと写真ができないというバグがあるようです。
内蔵グラフィックスのVRAMについて
Linuxでは、Intel iGPUではUnified Memory、AMD iGPUがgttを利用できます。これらの技術によってiGPUがメモリをそのままアクセスでき(上限が異なる)、メモリが十分である限りではiGPUのVRAM不足の心配がほぼないと思います。
Unityでアバター改変
テスト環境: Wayland / Gnome
Unityでオブジェクトの選択ができない場合では、 gconf (AUR)というパッケージをインストールすることをおすすめします。(ほとんどの場合では、インストールしなくても正しく動作すると思いますが…稀に発生する問題です)
Unity 2019ではgconf (AUR)が必須です。Waylandでは gconf (AUR)があっても、Unity 2019が起動しないことが確認されています。
Unity 2022.3.22f1では、シェーダーが問題なく動作しますが、2019では以下の通りの問題がありました。
liltoon 2.3 - 2.12 カラー選択ツールを使うとUnityが固まります。
liltoon 3: シェーダーキーワードの数が超えているためアバターが表示されません(51/32)。
Sunao 1.6.1 テクスチャエラーになります。
最後に
Unity 2019のごろ、メインPCでは二回くらいArch Linuxをインストールしましたが、アバター改変ができず断念しました。いまはその後購入したノートPCにArch Linuxを入れて改変をしたりしています。
もしこのポストが参考になったら幸いです。